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2013年06月25日

淡路島

 兵庫と徳島を繋ぐこの大きな島は、瀬戸内海ではもちろん最大であるが、日本全体では第7位だという。(沖縄本島を除く) 意外な気がした。どこか凡庸として掴みどころのない島に感じるのは、その地理的位置にあるのだと思う。離島だけど明石大橋で本州に結ばれ、鳴門大橋で四国に繋がっている。明石大橋
 今まではホテルアナガやウェスティン等に宿泊した他は、本州と四国の通過点としての印象が強かった。それ以外の印象はというと、玉ねぎであろうか。淡路の玉ねぎは甘くて、辛みが少ない。しかし炒めても普通の玉ねぎのように甘みがさほど強くならないので、専らサラダ等生食に向いている。生の玉ねぎが苦手でも、淡路の玉ねぎは食べられる。もちろん海の幸、そして淡路牛など健啖家の下をも満たす豊穣の島である。温泉にも恵まれている。今回は徳島の病院に入院する母を連れて、新幹線の新神戸から途中洲本温泉に1泊することにした。島自体の見どころはさほどない。(もちろん高田屋嘉兵衛のゆかりの地や渦潮クルーズなど少ないわけではない)といっては地元の方に怒られてしまうかもしれないが、よく言えばあまり観光地化されていない。関西の人にとっては週末の温泉旅行としての位置づけか。関東で言えば房総半島のような感覚だろうか。(断じて伊豆ではないと思う) この島のクライマックスは、先に述べた2つの橋で越境する時だろう。運転中なのであまり景色に集中は出来ないのだが、橋から見下ろす両海峡とも流れは速く、そしてその海の向こうに見える眉山や神戸の街並みが見えると高揚感すら覚える。宙を飛んでいる気分である。宿泊した宿の部屋からは、驚くほど近くに紀州半島が見えた。淡路島



Posted by 琉球の風 at 19:45│Comments(0)
 
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