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2010年11月30日

竹富島

先日「99年の愛 Japanese Americans」という大作ドラマをTVで見ていると、おそらく竹富島と思われる風景が写っていた。沖縄のイメージとして撮影したのであろうが、そのくらい沖縄には「沖縄的風景」が少なくなっている。ここ竹富島はその「沖縄的原風景」を今でも維持する数少ない島であろう。竹富島
この島を訪れるのは3回目であるが、始めてきた時の感動を今も忘れていない。島内のレンタサイクルで巡ったのだが、今と違って観光客は非常に少なかった。まだ夏真っ盛りであったが。集落にも海にも自分ひとりしかいない、という場面が多く、上半身裸で自転車を漕ぎつつ巡ったものだ。(今は集落内水着禁止) 集落の美しさももちろんだが、一番感動したのは、遥かに沖まで続く遠浅のコンドイビーチだった。自転車を返すと店のオバアがさんぴん茶と黒糖を出してくれた。冷たいお茶を飲んでいると風の音とかすかに三線の音色が聞こえてきて心から癒されたものだ。竹富島

今回訪れて驚いたのは、空き家が多くなっていたことだ。反面大きく洗練された宿が出来ていたりして、この島も観光と開発の葛藤の中で岐路を迎えているような気がした。自然と開発、観光と不便さ、相反するものを融合するのは難しい。誤るとどちらも中途半端で無残な結末を迎えるのは明らかだろう。どうにも日本の観光地はその方向性を間違えている気がしてならない。美しい島、竹富島。次に訪れるときはどのように変わっているのであろうか。


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Posted by 琉球の風 at 00:32│Comments(0)沖縄
 
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